2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
欧州委員会(EU)は市民の人権を守るため、域外への個人データ持ち出しに制限を加えていた。1995年に始まる「EUデータ保護指令」がそれ。国境を越えるデータ流通を促進したい日本の産業界は、21世紀になって米欧間でデータ流通を緩和する「セーフハーバール…
来月早々臨時国会が始まる。先の参議院議員選挙の結果により、与党は衆参両院で少数となった。少数与党政権はこれまで2ヵ月くらいしか持たなかったのだが、石破政権はしぶとく予算も揚げ、重要法案も通してきた。しかしさすがに両院で少数となると、先行き…
参議院議員選挙の期間中、躍進する参政党を脅威に感じた人たちが、いろいろなアクションを起こした。私自身「差別を煽る参政党に投票しないで」と演説する市民団体をJR桜木町駅前で見ている。平デジタル大臣が「外国から選挙への介入の恐れ」を指摘したのも…
先日別ブログで、イランがスパイ狩りをしていて、その可能性のあるアフガニスタンからの避難民を50万人規模で強制送還していることを紹介した。命の危険にさらされるなど影響が及びそうな人は数百万人に上る(*1)という。 やはりアフガニスタンからみで、最…
生成AIの登場から数年たった。当初は物珍しさで、あんなこともこんなこともできると試していたものの、実際に生産性を上げられる例はあまり見られなかった。当時はデモンストレーションの時代で、AI開発企業が次の開発のための巨額の資金をどう集めるかが焦…
炎暑の中の参議院議員選挙が終わった。関東地方も梅雨明けして、天気予報は「危険な暑さ」と連呼している。そんな中、この日はちょっと憂鬱な気分で新幹線に乗って東京までやってきた。なぜかと言うと、2年前にも参加した米国首席公使公邸でのパーティがあ…
先日別ブログで昨日「パキスタンが米国を攻撃できるICBMを配備している」との記事を紹介した(*1)が、結局核兵器保有国ってどのくらいいるのだろうか?答えてくれたのがこの記事。 「核兵器」を保有しているのはどの国か 新たな核軍備競争の兆候が見られる…
「経済の主役は民間」というのが、資本主義の大原則。政府は脇役として、制度整備などをするのはいいのだが、直接投資したり経営に口を挟んだりするのは、この原則に反する。それでも昨今、自由主義・資本主義を掲げた国でも「安全保障」を盾に原則を逸脱す…
京都の夏の風物詩「山鉾巡行」が、先週から今週にかけて行われている。梅雨明けの時期なので、まだ暑さも本番ではない・・・と思っていたら、今年は猛暑である。TVで中継だけみて満足することにした。 京都通を目指して、単なる中継だけでなく裏方の努力を報道…
21世紀になって<ビッグテック>が台頭、その巨大な資本力・コンピューティング能力・保有データ量は日本企業が太刀打ちできるものではなかった。しかし私は、彼らにとって未知のデータ区分があり、その一部は製造業が持っていることに気付いた。それが日々…
今回某社が主催して、3ヵ月に一度ほど開催している「デジタル政策懇話会」に出席した。産官学の顔の知れた仲間が集う会で、チャタムハウス・ルールが適用されるので結構本音が飛び交う楽しい会合だ。この日のテーマは「データ(活用)」。 例として挙げても…
サイバー空間は全ての地球市民に開かれた、国家の枠を超えた存在・・・が原則である。それゆえ各国の法律の相違などで、種々の問題が発生することがある。ある種の制限のあるアプリケーションを、制約が最も低い国にサーバを設置して世界中にサービスすることが…
20~30歳代の企業人の財布が厳しい理由の一つに、奨学金の返済が挙げられる。国立大学でも年間の学費が60万円を越えるというから、アルバイトで賄いきれず奨学金を仮り学生も多いらしい。僕の時代、学費は3.6万円(月額3,000円)だったから、15倍以上に値上…
かつて「ゆりかごから墓場まで」と手厚い社会福祉を誇っていた英国でも、福祉予算の削減が国会の争点になっている。本来弱者の味方だった労働党政権なのに、ひっ迫する財政事情ゆえ苦渋の決断をスターマー政権は強いられている(*1)のだ。 事情は日本も同じ…
「生成AIによって駆逐されそうな仕事」といった記事が巷に溢れている。確かにAIで相当のことができ、私が体験したところでも、 ・写真をCopilotに送ると、イラスト化してくれる ・ブログをNotebookLMに読ませると、数分のドラマ仕立てにしてくれる のに驚い…
急激な技術発展をしていると思われるデジタル分野だが、大きな飛躍をもたらす新技術が普及するには「その技術でなくてはならないキラーアプリ」が必要である。例えば第五世代通信技術(5G)は、技術の確立は10余年前だが、ローカル5Gはそこそこ使われて…
デジタル庁が設置されて、この9月で丸4年になる。それまで総務省・経産省・内閣官房IT総合戦略本部が担ってきたデジタル政策推進部署に、新しい組織が加わったことで「屋上屋ではないか」との批判もあった。額面上の設置目的は「デジタル社会の形成に関す…
昨日に引き続き「自由貿易」のお話。七夕の夕べの私の祈りは「世界の自由貿易を返して!」だった。もちろん最大の問題は、トランプ2.0政権の暴挙。ほとんどアメコミのような政権で、例えば不法移民をアリゲータが周りにウヨウヨいる収容施設に送る(*1)とい…
参議院議員選挙が告示されたが、この話題が候補者や政党から語られることは恐らくないだろう。「外交は票にならない」からだし、国際協力を進めること自体が「もっと俺たちにカネを回せ」と思っている市民に受け入れられないだろうから。 先月末、EUのフォン…
先日の展示会DESIで、一番人だかりがあったのは日英伊三ヵ国で開発中の次期戦闘機のブースだった。石破総理も満足そうに説明を聞いていた。そのほかというと、やはりこの企業のブースに人が多かった。 「Palantir Technologies Inc」 別ブログで2年前、首相…
明日7月4日は、米国の独立記念日である。新大陸に誕生した理想に燃える国家が250年ほどたって、こんなに分断が激しい抑圧国家になってしまったのは悲しい出来事である。マクロ経済学の視点では、世界で一二を争う豊かな国家で国際経済では搾取する側なのに…
3月に行われたGoogle社主催のイベント「Japan Cybersecurity Initiative」に、私も参加したことを報告している(*1)。年内に分科会的な会合を3回持ち、そこでの議論を基に白書を公開したいという企画である。その分科会的会合の初回が、先日渋谷ストリー…
先月のNATO首脳会合は、まさに「王様トランプを、腫れ物に触るようにケアした会合」となった。ウクライナでの戦闘をはじめとするロシアの脅威、イスラエルとイランの戦闘の始末、パレスチナ問題等々、一杯話題はあったのに、 「NATO諸国の防衛費増」 の1点…