2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
社会に混乱をもたらすサイバー攻撃は、本当にいろいろなところを狙ってくるものだと感心した。今回の攻撃は、米国の車載用アルコール検知システムに対してのもの。日本人は酵素の関係でアルコール分解能力が高く、アセトアルデヒドが多くなるので二日酔いに…
「データを暗号化した。復号キーが欲しければ身代金を払え」という、純粋に金銭目的のサイバー攻撃が増えている。昨年も、ロシア由来の「Qilin」という犯罪集団が、アサヒHDやアスクル、英国のランドローバーらを襲っている。 今回、その対策を議論する会合…
自民党は衆議院での強硬な予算審議運営とは異なり、熟議の府である参議院では慎重な予算審議を続けている。憲法の規定により4月半ばには来年度予算は自動成立するが、年度内成立にこぎつけられなければ実質1週間ほどの予算空白期間が生じる。そこで、以前…
「企業規模・業種別に見るセキュリティ投資・人員数の目安値」第四回は、社会インフラである。セクターとして電力、ガス、水道、石油、鉄道、空港、運輸などがある。これらの企業が事業停止に陥ると、社会的にインパクトが大きい。特に停電が長期化したり、…
先の総選挙で初めて衆議院で11議席を得て、社会保障国民会議にも参加している新党チームみらいの支持率は高い。先月の読売新聞調査では、巨大与党自民党が43%、それに次ぐ第二党がチームみらいで6%。議席数で上回る中道改革連合や国民民主党は5%で、こ…
政府が国全部をインターネットから遮断するという行為は、昨年アフガニスタンのタリバン政権が行ったことがある。中国のように外国からの情報を遮断するだけでなく、全てのネット通信を非機能化するもので、政府に不都合な情報だけでなく丸ごと・・・という乱暴…
先週末、米国とイスラエルのイラン攻撃の前にホルムズ海峡を通過した、最後の日本向けタンカーが到着した。今もペルシア湾内に(タンカーだけではないが)45隻の日本船が取り残されているという。これらがホルムズ海峡を抜けるめどは、全く立っていない。 原…
今日は休日でもあるので、身近な話題を。この1~2年、熱海の街に賑わいが戻ってきた。かつての企業の忘年会の客の代わりに若い人たちが大勢来てくれるようになった。それを反映して休眠していた店舗が、続々新しい飲食店に変貌してゆく。中には丼1杯3,000…
業種・規模別のサイバーセキュリティ資源の目安値、連載第三回はIT・情報通信業である。本来社会インフラの重要な一部なのだが、他のインフラに比べてICTそのものが事業なので、デジタルリスク対応への意識が高い。そこで個別に切り出して評価した。業種とし…
今は恒例の情報セキュリティ月間であり、関連イベントが集中的に開催されている。中でも<ナノ・オプト・メディア社>主催の「Security Days 2026」は最大級のイベント。大阪・福岡・名古屋・東京の4会場で日程をずらして開催される(*1)。多くの登壇者に…
今回ある会合に参加して、防衛省の人と議論する機会が得られた。昨年セキュリティ・クリアランス(SC)制度が施行され、能動的サイバー防御防御(ACD)法が成立して、私たち民間サイバーセキュリティ研究者と警察庁・防衛省との交流は少しずつ増えている。 …
トランプ2.0政権最大の愚挙は、イランへの深謀遠慮も戦略もない攻撃だったと、後世の歴史家は話し合うだろう。米軍・イスラエル軍の威力には感心するが、結果として、 ・イランの体制中枢には大きな被害はない、ただ若返ってより強硬になっただけ ・世界経済…
経済産業省は、今年になって「経済安全保障経営ガイドライン第一版*1」を公表した。岸田内閣のころから経済安全保障という言葉が聞こえてきたのだが、企業人には中味が分からない。2021年には、 経済安全保障の意味(前編) - Cyber NINJA、只今参上 のよう…
業種・規模別のサイバーセキュリティ資源の目安値、連載2回目は製造業である。日本では最もポピュラーな産業で、数も多いがバリエーションも多い。主なセクターとして、重工業・輸送機器・産業用機器・化学・製薬・消費財・素材を調査した。 全産業中では、…
生成AIやAI-Agentが登場し、便利に使える一方その消費するエネルギーや資源が問題になっている。現時点では、スピードは追い付かないにしてもエネルギー効率では、AI(チップ)に対し人間の脳のほうが圧倒的に勝っている。 AIを実際に動かしているのは、世界…
正直「やはりね」と思う調査結果だった。世界中でランサムウェア攻撃が増えていて、VPNの脆弱性を突いて侵入、ADサーバーのパスワード管理の甘さから管理者権限を奪取して犯行に及ぶという手口が目立った。VPNの脆弱性はともかく、ADサーバー管理はそんなに…
総選挙で躍進したのは自民党だけではない、議席ゼロだった新党チームみらいは、予想を上回る11議席を獲得した。唯一消費税減税に反対したこと(逆張り?)が評価されたとする説もあるが、現役世代を支えるとして社会保障費軽減(具体的には高齢者の医療費負…
米国とイスラエルによるイラン攻撃で、もうひとつの地獄の釜の蓋が開いてしまったようだ。それにしてもハメネイ師を始めとするイランの首脳陣を50人ほども亡き者にできるとは、米国とイスラエルの諜報能力は凄まじい。ベネズエラのマドゥロ大統領夫妻も、7…
先週ご紹介したように、私の所属するシンクタンクでは「企業規模・業種別に見るセキュリティ投資・人員数の目安値」を2月に公表した(*1)。今週からは、6分類した規模や業種の目安値、その業態としての特徴、パネルディスカッションで吐露された実態など…
ベネズエラの次に、とうとうラスボスであるイランへの攻撃に踏み切った米軍。どちらかというとイスラエルに誘導される形だったかもしれないが、敵国の中枢部を狙う攻撃力はさすがで、ハメネイ師や国防相、革命防衛隊幹部らを緒戦で亡き者にしたと伝えられる…
通常国会冒頭の解散総選挙という賭けに勝った高市政権だが、その勝ち方は予想を大きく上回っていた。もちろんこれから真価を問われるのだが、内政(議会)が安定しているということは、外交にも力を発揮できることになる。多分、これに一番困っているのは中…
先月紹介した国交省の「インフラマネジメント戦略小委員会*1」の第二回の会合で、AIベンチャー「フラクタ」の取り組みを聴くことができた。同社は地下に埋設されている水道配管の情報、これまでの漏水記録などから、どの管路が痛んでいる可能性が高いか、ど…