米国大統領選挙の投票日まで、あと2ヵ月となった。ハリス副大統領対トランプ前大統領の戦いは、まだ混とんとしている。第三の候補ロバート・ケネディJrの撤退&トランプ支持は、もともとケネディ家が民主党だったのだから、
・トランプ側に流れる票
・ハリス側に戻る票
が大して変わらず、どちらに有利とも言えないと識者が言う。先月暗号資産規制に関して「両候補はあいまいにしないで政策を説明して」と書いた(*1)ところ、米国政治事情に詳しい人から、
「民主党は中道から左派まで幅広い、あいまいにしないと11月まで持たない」
と指摘された。じゃあ共和党はどうなの?と思っていたが、もともとトランプ候補自身に政策はなく、アドバイザーが票になりそうな政策を言うと乗るだけらしい。それでも多くの(両者の)発言から、メディアは以下のように経済政策をまとめている。
ハリス氏、中間層減税を前面に トランプ氏は製造業保護―米大統領選:時事ドットコム (jiji.com)

きれいにまとまっているが、ハリス候補にとってより大きな問題は外交・安保。特にガザ紛争だ。共和党はイスラエル支持で固まっているが、民主党は従来のイスラエル寄りの意見と、パレスチナ寄りの意見が真っ向激突している。先月の民主党大会では、会場の外で親パレスチナのデモが行われていた。どちらかに寄れば分裂をきたすので、投票日までハリス候補はあいまいを貫くしかない。
一方のトランプ候補だが、政策論なんて面倒くさいと思っているから、得意の個人攻撃(合戦)に持ち込みたい。
トランプ氏、オバマ夫妻からの「個人攻撃」で政策の話できない - Bloomberg
にあるように、
・オバマ夫妻から個人攻撃を受けたので、こちらも個人攻撃でやり返す
・政策の話をした方がいいなどというアドバイザーはクビだ
と吠えている。結局どちらも政策の話はしたくないのだ。もちろん細かな公約を言えば言うほど、当選してからの行動に制約を受けるので言わずに済めば、それに越したことはないのだが・・・。