中国最初の統一王朝<秦>の始皇帝は、不老不死を夢見て様々なトライアルをしたと伝えられる。大規模な墓所に整備された兵馬俑は、死後の(復活を前にした)始皇帝の警護チームだったとする説もある。
数千年後、その夢が叶えられるかもしれないテクノロジーが生れている。ほぼSFの世界なのだが、体を凍結して保存する技術。安全に解凍する技術はまだなのだが、それが確立されるまでは「保存」できるという。
3000万円で死を凍結? ヨーロッパ初の人体冷凍保存ラボの取り組み | ギズモード・ジャパン
現在の医療技術では治療不能だが、後世の技術なら完治できるかもしれない。あるいは、フランケンシュタインやサイボーグの技術で復活させられるまで、待とうと思う人はいるかもしれない。費用は3,000万円あまり・・・。私自身は高齢ではあるが、まだ致命的な病気になっているわけではないので実感がわかないが、魅力的な話ではある。

ただ「解凍」されたとしても、未来の生活に馴染めるかどうかについては自信がない。ある書によれば、1世紀の人間が11世紀に「転生」しても直に馴染めるだろうが、11世紀の人間が21世紀に「転生」したら落差が激しくて生きていけないとのこと。技術革新による生活の変化は、指数関数的に増大しているからだ。
何のために不老不死を望むかというと、一つにはもっと楽しみたいということが挙げられよう。そのためには延命が必要なのでこの技術は可能性を秘めている。もう一つの理由は、自らの意思を後世にも遺しアクティブに何かをしたいというもので、それならば別の方法もある。すでに4年前、イスラエルの企業が故人をAI技術で(バーチャルに)蘇らせられると言っているし、昨年紹介したように中国では故人のアバタービジネスが存在している(*1)。
私自身は、後者を選びたいと思う。このブログ記事などをインプットした生成AIが、私の死後も意見を言ってくれるなら、生きた甲斐があるというものだ。貴方の選択はどちらで?