ドローン等に内蔵してしまった(だろう)AIはなかなか説明してもらえないが、AIを使った脅威検知や各種のシミュレーションなどの展示はいくつかあった。そのほかにも暗号技術やブロックチェーンなどが、端々に登場する。
最初に話を聞いたのは、<Ansys>という企業。売り物はシミュレーション技術で、AIを存分に活用している。例えば気象シミュレーションも、条件を変えて何通りも瞬時に実行できるし、精度も高い。航空機の機体の設計なども同様。制御用ソフトウェアも、規定されたフォーマットで仕様を書けば、即座にコーディング完了、デバッグ不要という。

暗号技術については<THALES>という企業が盛んに売り込んでいた。日本企業である<マクニカ>は、知り合いもいる企業で、<THALES>から技術導入をして、国内で販売している。

一番気になったのは、データ分析で世界に冠たる<Palantir>。米軍がゲリラの行動パターンなどを分析させ、大きな戦果を挙げたと伝えられる。岸田政権時代、CEOカープ氏が官邸を隠密訪問した(*1)とも言われている。本気で闘う(護る)なら、この企業の協力は重要である。

やはり人だかりができていて、多くの国の軍服姿の人たちがブースの奥に招かれてゆく。アロハシャツの初老の男など、相手にしてくれなかった。この企業のことは、別途報告したい。
小さなブースを構えていたチェコの企業と少し話をした。
・衛星通信の保護、航空業界向けデータリンク、宇宙交通管制システム
・AI駆動型脅威検出、デジタルフォレンジック、脅威インテリジェンス
・ポスト量子暗号ソリューション、ブロックチェーンによるデータ保証
など高度で広範なセキュリティソリューションを紹介していた。サイバーセキュリティそのものについての展示(うまく見せるのは難しい)は少なかったが、ほぼすべての展示品にデジタル技術、セキュリティ技術、AI技術が使われているのは間違いなく、新しいトレンドを感じさせてくれる展示会だった。