2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の紙幣に関する小さな記事が、今月2つ目に留まった。ひとつは「ゆうちょ銀行のATM」に関するもの。 ゆうちょ銀行ATM、預け入れボタン非表示→局員「あり得ない」…意外な事実 | ビジネスジャーナル 日本のATMは世界的にも珍しい機能を持っていて、預け入…
今月の兵庫県知事選挙の結果は、県外の私たちには理解できないものだった。SNSによって拡散された情報が<フィルターバブル>に入っている有権者に刺さってゆき、既存メディアの様相を覆した(*1)と思っていた。 しかし、その後の報道などを見ていると、も…
中国で社会不安が増大している。9月に日本人学校に児童が殺害されたときは、反日運動の結果かと思ったのだが、標的が日本人かどうかは関係なく、無差別殺傷事件が相次いでいることが分かった。今月も、35人が亡くなるという信じがたい事件が起きた(*1)。 …
プーチン大統領が「核のハードル」を下げるなど、一段と緊張が高まっている東欧地域だが、新しいリスクが顕在化したことが分かった。それは海底ケーブルへの破壊工作。 バルト海で海底ケーブル2本が切断、「ハイブリッド戦争」の懸念高まる - CNN.co.jp ヒ…
激安ECサイト「Temu」の拡大が止まらない。やや遅れてきた日本市場だが、最近多くの広告が見られる。「富豪のように買い物ができる」コンセプトは、多くの消費者に受けることは間違いがない。粗悪品をつかませられるリスクはあるけれど、本当はそれ以上に個…
3)世界的な共通利益の増進 ・AJCCBC(*1)をASEANにおける人材育成ハブと位置づけ、インド太平洋地域のモデルとして共同プロジェクトを設置 ・緊密な連携を通じて国際的なルールと規範を推進 ・サイバー危機に対する積極的かつ国際的な支援活動をアライン…
木枯らしが東京でも吹き始める中、この日は新橋駅から虎ノ門まで歩いてきた。このあたりの再開発も相当進んでいて、知らないビルが多いのだが、そのひとつ「虎ノ門ダイビル」が目的地。巨大ビルの狭間に建つ金毘羅神社の先に、そのビルはある。 その3階にあ…
先の日曜日、兵庫県知事選挙が行われ、前職の斎藤候補が当選した。この結果は通常メディアでしか選挙戦の状況を見ていない人にとっては、大きなサプライズだった。斎藤前知事は、数々のオネダリ・パワハラ疑惑などあり、議会の不信任決議が満場一致だったこ…
欧州の「AI Act」は、リスクベースでAIシステムをランキングし、非常に高いリスクを持つものを禁止している(*1)。AI兵器などは対象としていないが、 ・人間の感情を認識すること ・公共空間でのリアルタイムの生体認証 ・個人の社会信用スコアリング ・生…
米国在住の友人と話していて、トランプ候補圧勝となった理由の一端を知ることができた。最後の2~3週間、共和党陣営は徹底した「ドブ板活動」をしたという。民主党側には最後の「ドブ板」をする力が残されておらず、セレブに頼ったアピールが逆に反感を買…
また、日本企業は「安全」に関してもセンシティブだ。ブラック企業を除けば、厳しい労働関連法制を遵守して、従業員の生命や健康を守ろうとしている。製造業にとって製品はお客様に収める最も重要なものだが、それでも従業員が死傷する可能性がある場合には…
サイバーセキュリティ(CS)の国際イベントの後、気の合った仲間で近くの店に繰り出し、お酒も入れながら議論の続きを行った。どうしても話題は、 ・昨今サイバーリスクが急増し、日本企業にも目に見えた被害が出ている ・しかし多くの企業(経営者や事業責…
「103万円の壁」問題で与党を追い詰めた国民民主党の玉木代表だが、一部週刊誌の不倫報道から思わぬ守勢に立たされた。かつては自民党宇野総理が女性スキャンダルで総辞職したこともあり、市民のヒーローの陰の部分がさらされて微妙な状況だ。これを陰謀論で…
「接戦」と伝えられた米国大統領選挙、結果次第では内戦危機に陥るとの意見もあった。もしトランプ候補が敗れれば、かつての国会議事堂乱入事件を上回る暴動・騒乱が起きて、それが内戦に発展する可能性があるというものだった。 結果はトランプ候補が圧勝し…
先週、韓国の忠清南道鶏龍台で「韓国国際防衛産業展示会:KADEX2024」が開催された。先端兵器が数多く出展され、その多くは各種ドローン(無人化)兵器だった。当然、レベルはともかくAIが搭載されている。 最先端ドローンなどAI兵器を網羅…未来戦場のような…
「闇バイト」という言葉が、一気にポピュラーになってきた。秘匿性の高いSNSを使い、実行犯を集めて強盗などさせる手口である。「ホワイト案件」で検索するとそんな誘いがやってきて、犯罪などする気がないのに最後は強制されてしまうという。昔から暴力団な…
国際情勢が緊迫していて、どこで大規模な紛争が起きてもおかしくない状況である。企業も自社のリスクとして、Warfareのことを考えざるを得なくなった。そこで企業自身も<脅威インテリジェンス>を活用すべきと申し上げた。ただ受け身で考えるだけではなく、…
この日、米国大使館で日米のサイバーセキュリティ関係者が集まった会合が行われた。会合が終わって、夕方から大使公邸でレセプションもある。写真付きIDと送られてきたQRコードを持って、虎ノ門ヒルズ駅から歩いて行った。かなり登りがきついので、ホテルオ…
WWⅡ以降、米国が特にSIGINTの能力を急速に伸ばして諜報力を高めていった。それ以前は英国が他の追随を許さない諜報力を持ち、現在でもHUMINTの世界では米国をしのぐ実力を持っている。今年初めに英国の諸機関を巡り(*1)その実力を肌で感じてきた。一方、大…
先月、脅威インテリジェンスの使い方として、ほんの入り口を紹介(*1)した。5W1Hに分類して、自らの企業や部門にどんな脅威があるのか、迫っているかなどを整理して考える(もしくは求める)一つの方法である。高価なインテリジェンス情報を購入するだ…