総選挙で躍進したのは自民党だけではない、議席ゼロだった新党チームみらいは、予想を上回る11議席を獲得した。唯一消費税減税に反対したこと(逆張り?)が評価されたとする説もあるが、現役世代を支えるとして社会保障費軽減(具体的には高齢者の医療費負担3割)が支持されたともいう。では負担増になる高齢者は怒ったのかというと、そうでもないようだ(*1)。
AI研究者でSF作家でもある安野党首のキャラが前面に出ているが、候補者や関係者のほとんどが高学歴エリート。各国でエリート政治家が忌避される中、異色な新政党である。新しいリベラルの形を、この政党に見たという記事もあった。いわく、
・弱者支援に加え、次世代支援という考え
・反戦平和主義に埋没しない、現実的な立場
とのことだ。

躍進したゆえに、またデジタル用語等が多くわかりにくさもあるゆえに、反発も大きい。
チームみらいが違和感を抱かれる理由「感情的反発を超えた相違が存在」…消費減税をディスる「管理社会」の先にある自由の行方 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
ネット上では極悪人扱いされている竹中教授がバックにいるとの情報が、まことしやかに流れている。実際は竹中教授が、安野党首にデジタル相就任を勧めたというだけらしい。チームみらいが連立入りするかどうかもわからないのだが、若いAI研究者がデジタル相になってくれれば、電子政府推進者が喜ぶことは当然である。
AI時代にはBI、いやBCかも(後編) - 梶浦敏範【公式】ブログ
で述べたように、これまで政府はデジタル化に対する覚悟が足りなかった。従来の作業をデジタルにすることに終始し、デジタル時代に政府がどうあるべきかから発想してこなかった。その結果、困っている人を助ける制度は沢山ありながら、本当に必要な人に届けられていない。本当の電子政府を実現するには、若くデジタルを熟知した人が指揮して欲しいと思っていたわけだ。
竹中教授と同様、私も彼にデジタル相になって欲しいと思う理由が、そこにある。
*1:現役世代の代弁者「チームみらい」を支持した“高齢者”は何を期待しているのか 「他党の批判をしない」「次世代のことを一番考えている」【800人調査】 | AERA DIGITAL(アエラデジタル)