今は恒例の情報セキュリティ月間であり、関連イベントが集中的に開催されている。中でも<ナノ・オプト・メディア社>主催の「Security Days 2026」は最大級のイベント。大阪・福岡・名古屋・東京の4会場で日程をずらして開催される(*1)。多くの登壇者に交じって、私も2箇所でお話をすることになった。多数の演題があるので確たることは言えないが、福岡・大阪ではサプライチェーン系の演題、名古屋では自動車製造業を対象にした演題が多いようだ。
それが理由なのか、私への依頼は大阪と福岡の2箇所。本業のシンクタンクとしてではなく、業界団体SC3(*2)の一員としてである。基本的な主張は、昨年Google社の会合で指摘したことと同じ(*3)なのだが、SC3や政府の関連施策について説明する部分が付け加わっている。

■SC3については
・経団連、同友会、商工会も関与して2020年に設立しサプライチェーン問題を議論
・経産省の「お助け隊サービス」を評価、IPAと連携した地域の意識高揚を図る
・産官学連携による、人材育成活用スキームの検討
・半導体等を対象とした台湾政府機関と協力、シンガポール等アジア諸国にも拡大
・企業の成熟度モデルと対策の公表、外部評価制度を詰め、経産省SCS制度に貢献
■政府の関連施策についても
・能動的サイバー防御法制
・セキュリティ・クリアランス制度
・SCS制度(*4)
を紹介した。わずか30分という時間だったので、概要を説明しただけだが、最後に、
・サイバーセキュリティは社会課題、企業の法を越えた活動が必要
・業界団体、政府会合、シンクタンク活動など複数の活動の場があること
を聴講者に求めた。私自身、企業人生の後半は社外活動に費やす時間の方が長かった。そんな企業人が大勢出てきてくれるように祈って・・・。
*1:Security Days Spring 2026(セキュリティデイズ )|公式サイト セキュリティ課題を解決する展示会&セミナーイベント
*2:一般社団法人サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム