今日も(松の内なので)初夢話をもうひとつ。何年か前から「人類滅亡」は本気で議論されるようになってきた。きっかけは<生成AI>の登場で、映画<ターミネーター>で描かれたような人造機械が人類を狩り始めるというもの。Googleの元副社長で昨年ノーベル物理学賞を受賞したヒントン教授が、下記のように警告している。
「30年以内に人類絶滅する恐れも」…ノーベル物理学賞受賞者の警告(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
30年以内に絶滅確率10~20%という説を、多い可能性とみるべきか少ないとみるべきかは分からない。昨年末に2冊のテクノロジー本を読んだ。
・フューチャリスト小川和也氏の「人類滅亡2つのシナリオ~AIと遺伝子操作が悪用された未来*1」
・国際政治学者浜田和幸氏の「イーロン・マスク次の標的~IoBビジネスとは何か*2」

この2冊はいずれもAIを扱っているが、併せて取り上げているテクノロジーが違う。前者は遺伝子操作であり、後者はIoB(生命体を直接インターネットにつなぐ技術)である。人間そのものへの遺伝子操作はまだ公になっていないが、少なくとも食物には適用されている。その種の食物を長期間窃取した場合の人類への影響はまだ分かっていない。
また必要に迫られれば、人類に遺伝子操作をすることもできる。例えば核戦争が避けられないとき、放射線に強い人類に生まれ変わらせるようなことだ。ある種のミュータントと言えるだろう。
IoBの特徴的な用法はBMI(脳に直接インターネットをつなぐ)で、これがあれば人間は少なくともAIと同様のデータや判断材料を得ることができる。反応速度の問題はあるが、AIを使いこなすことも可能かもしれない。BMI同士で意思疎通も可能だから、ある種のエスパーあるいはサイボーグと言えるだろう。
意味合いとしては、技術の発展が激しいので付いていけない人と利用して利得を得る人の差(この場合生き延びるかどうか)が出てくるということ。松本零士のSFアニメ「銀河鉄道999」には、お金がなくて機械の体が手に入らない少年がそれをタダでくれる星を目指して旅する。本当に、そんな格差社会が待っているのかもしれない。